X2D 100C のクロップモード

Firmwate が 2.0 にアップされて、クロップモードが10種類導入されました。
オリジナルの4:3モードを加えると11種類あります。

参考としてソニーα7R5の6000万画素を含めて、12種類のクロップモードの一覧を示します。

上表で「呼び名」というのはハッセルブラッドのマニュアルに基づいていますが、以下では「6X9」「24x36」「6X12」はあまりなじみがない呼び名なので、それぞれ「3:2」「3:2クロップ」「2:1」と表示しています。

以下、オリジナルサイズに対して、クロップされた画像を示します。なお、これは実際に写したものではなく、オリジナルの画像から上の表の画素数になるよう、忠実に Photoshop でクロップしたものです。用いたレンズはフォクトレンダーのCOLOR-SKOPAR Vintage Line 21mm F3.5です。

写真のサイズはてなブログのデフォルトのまま貼り付けていますので、個々の写真の縦横比は正確ですが、写真の大きさは違うモードの写真とは比例していません。

オリジナル↓

6X6↓

6X7↓

4X5↓

レター↓

A4↓

3:2↓

3:2クロップ↓

スクリーン↓

2:1↓

XPan↓

サードパーティの35mm版レンズ使って、四隅の光量低下が気になる場合は、オリジナル画像の横の画素数11656ピクセルよりも小さな10120ピクセルのものを使えば気にならなくなります。
個人的には、4X5かレターサイズが好みです。
A4や3:2ではまだ光量低下残りますね。
3:2クロップでは、光量落ちはなくなりますが、ここまでクロップすると表に示すように、総画素数でいえば、ほとんどα7R5と変わらなくなりますから、X2D 100Cのセンサーが特に気に入っててどうしてもそれがいい、というのでなければ素直にα7R5使えばいいかなと思います。

なお、カメラで生成される画像ファイルは、RAWではオリジナルのものにクロップを適用した形で保存されており、ただちにオリジナルにサイズを戻すことができます。JPEGはクロップされたものが生成されますので、オリジナルサイズに戻すことはできません。
ファインダーや背面液晶画面で見えるのはクロップされたものです。ですので、クロップされた形でファインダーに映りますので、撮影時に構図を決めることができます。