ハッセルブラッドX2D 100C に付くVMレンズ(1)

COLOR-SKOPAR 21mm F3.5 Asphericalを試す

ネットを見ているとThe Map Times というサイトで、「付けたらどうなる GFX+VMレンズ」という記事を見つけました。GFXでVMが使えるらしい。GFXで使えるなら同じセンサーのX2D 100C でも使えそう。

確かうちにもVMレンズはあったよなあ、と防湿庫を覗いてみると COLOR-SKOPAR 21mm  F3.5 Aspherical と NOKTON 50mm F1.5 Aspherical Vintage Line の2本がありました。

他にも何本か VM、ZM レンズが前はあったのですが、ソニーEマウント用の Voigtlander レンズが発売されてからは、それらを手放して Eマウント用に換えました。が、なんとか上記の2本だけはなぜか残っていました。

X2D 100C 用の純正レンズはなかなかお高いので、中古や手持ちやらの 35mm判用でなんとかしのごうとしていますが、新たに使えそうなのが出てきたので、近所で早速試してみました。

いずれも手を加えずにストレート(Lightroom のカメラマッチング)に RAW 現像したもの。ただ、はてなブログの制限で最大 10MB、長辺 10000ピクセルにリサイズはしています。

 

写真の下のURLをクリックすると、オリジナルサイズの写真が開きます。

 

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この2枚は、共にf=8 で撮影

こういう青空が入ると、四隅の光量低下が目立ちますね。

 

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この2枚は、共にf=5.6

こういうやや暗い場面だと、周辺減光はあまり目立ちません。

このレンズ、けっこうこってりした色のりで写りはシャープです。

 

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2枚とも開放(f=3.5)で撮影。

21mmという広角で開放は3.5ですが、それなりに後ろはボケます。

 

ということで、試した Pentax の28mm、35mm、77mmレンズに比べると、四隅の減光は少し気になります。Pentax のレンズは優秀。というか、イメージサークルは広いんですね。

 

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f=8

オリジナルだと四隅は少し気になりますが、上の写真のように四隅を少しカットすると大分マシになります。元の1億画素の写真の周辺を少し削って、9000万画素程度にしたものです。

35mm判で21mmのレンズですから、44×33mmのセンサーサイズだと約16mmレンズ相当の画角ですね。これを1億画素から9000万画素にカットしても、まだ18mm相当のレンズなので、十分広角として使えそうです。

 

ハッセルブラッド純正の21mmはほぼ片手十万円なので、それに比べるとけっこうリーズナブル。写りのことだけ言えば、flickr あたりに出てる XCD 4/21の作例と比較しても、隅を除けば遜色ないといえるでしょう。

色のりもこってりしてるし、シャープな解像しますから、使ってみようと思います。

他の 35mm 判レンズについても試してみます。